導入事例

議員・職員用の端末を一元管理
運用・管理の負担を抑えつつ
議会のデジタル化推進に貢献

松山市議会事務局 松山市議会事務局

利用サービス

SPPM3.0 Secure Filtering

属 性

50 ID規模 自治体

課題背景

・多数の端末を運用・管理するにあたって、事務局職員の負担をできるだけ抑えたかった。

・サイバー攻撃などにより議会活動が阻害されることのないように、セキュリティ対策が必須だった。

・利用者の多様な要望に応えられる柔軟性が必要だった。

導入成果

端末の一元管理により管理者側の負担を最小限に

多彩な機能によってセキュリティリスクを低減

詳細な設定により要望に応じた柔軟な対応も可能

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事業者プロフィール

団体名
松山市議会事務局
業種
地方公務
事業内容
議会の円滑な運営をサポートするとともに、議会がその役割と機能を十分に発揮できるよう多岐にわたる業務を担っている。総務課と議事調査課があり、このうち総務課は議員報酬をはじめ、市議会に関する庶務全般のほか、議長・副議長の秘書業務などを担当。議事調査課は、会議録作成や、市政にまつわる各種調査、議員提出議案に関する補助調査、関係法規の調査研究、議会資料の発行、議会図書館の運営、広報、市議会だよりの発行を担当している。
関係者数
63名(市議会議員43名・事務局職員20名)

担当者情報

議事調査課 副主幹
宮川 孝司さま
議員が議案を作成・提出する際に、他の自治体の情報を収集する担当と連携しながら各種情報を提供したり、文案の作成に必要な補助を行ったりするなど、主に法制面での支援を担当しながら、日々、議員からの様々な依頼に対応している。

導入成果

端末の一括管理により管理者側の負担を最小限に

 松山市議会では2023年度、「松山市議会デジタル化推進特別委員会」で議会のデジタル化推進に向けた協議を行いました。議会のデジタル化推進の主な目的は、議会運営などに伴い使用する書類を減らすペーパーレス化と、議会事務局と市議会議員のやり取りのさらなる円滑化です。特別委員会での協議を経て、導入する端末はApple社のiPadに決定しました。

 導入台数は、市議会議員分と事務局職員分の合計59台です。導入端末をもれなく運用・管理するとなると、例えばアプリケーションのアップデートを利用者ごとに行うといった手法では、アップデートの適用もれにより不具合が発生したり、セキュリティリスクが高くなったりするなど、議会運営に支障をきたしかねません。そうした事情を踏まえた上で、2024年5月の入札を経て、iPadの調達はソフトバンクさんにお願いすること、そして、それらの端末を運用・管理するためのツールとしてAXSEEDさんの「SPPM3.0」を導入することが決まりました。同年8月から端末の運用を開始。SPPM3.0の機能によって、アプリケーションのアップデートも管理者が遠隔で一括配信できるなど、アプリケーションの不具合、セキュリティリスクおよび運用・管理面での負担を最小限に抑えることができています。

多彩な機能によってセキュリティリスクを低減

 現在、端末ではクラウド型ビジネスチャットツールのチャット機能や掲示板機能を利用するほか、ペーパーレス会議システムやiPad標準アプリなどを活用中です。スムーズな情報の伝達と共有による効率化や、ペーパーレス化が進みつつあると感じています。端末の操作に慣れるにしたがって、今後は活用の範囲もさらに広がると考えています。

 一方で、端末を事務局から各議員に貸出しする以上、ウイルス感染などのサイバー攻撃によって議会活動に支障をきたす事態は避けなければなりません。SPPM3.0には、USBメモリやSDカードといったメディアを接続できない「外部メディアの利用制限」や、管理者が利用を許可するWi-Fiにのみ接続できる「Wi-Fi接続先制限」など多彩な機能が用意されていますので、セキュリティリスクを低減する上で非常に有効だと考えています。

詳細な設定により要望に応じた柔軟な対応も可能

 端末ごとに設定を変えられるのも、SPPM3.0のメリットです。たとえば、管理者側で「外部メディアの利用制限」を一律に設定する一方で、必要に応じて端末の外部記憶媒体の使用を一時的に許可するなど柔軟な対応が可能で、利便性は高いと思います。

 端末を紛失した際の機能についても、いくつかのパターンを設定することができ、実際にテストしたところ、紛失した端末から通知音が鳴るとともに、連絡先やコメントといった、こちらが伝えたい任意の文字が画面表示されるなど、安心して利用することができています。

導入・運用サポートについて

丁寧な説明や細やかな対応に満足しています

 SPPM3.0を搭載した端末の運用開始に向けて、AXSEEDの担当者の貝沼さんと、ソフトバンクの担当者の小西さんには、操作や設定の方法などについて、専門用語を噛み砕きながら何度も丁寧に教えていただきました。小西さんにこちらのプロファイル情報を確認してもらいながら、実機検証を行っていただくこともありました。運用開始後も、貝沼さんをはじめSPPMサポートチームには、こちらの疑問や困っていることに対し、迅速かつ丁寧で的確にサポートいただいています。こうした相手の立場に寄り添ったサポートに対する満足度は高いです。

左から株式会社AXSEED 貝沼、
松山市議会事務局 宮川さま、
ソフトバンク株式会社 小西さま

今後の活用について

サイト利用を制限する「Secure Filtering」の活用も予定

 今後は、オプションの法人向けWEBフィルタリングサービス「Secure Filtering」の活用も予定しています。端末利用者がインターネットを通じて行う情報収集や調査に支障をきたさないようにするため、アクセスできるサイトの切り分けなど「Secure Filtering」の最適な設定を十分検証した上で活用できればと考えています。

この事例で利用されているサービス

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